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映画三昧


映画 in TSUTAYA DISCUS


映画2011


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映画2011外傳 小津安二郎の謎


2011年の映画歴
今年の目標は20本の映画を(映画館で)見ること。DVDも20本は見たい。
(芝居を年間30本とか見てしまうとこれは結構難しい挑戦ではある。1月で既に7本・・・2月以降はこのペースではないけど、週1のペースだと50本とかになってしまう。映画より芝居が多いというのはなんとも不思議ではあるが、実際そうなってしまうのは不思議なものだ)。じつは、こんなことを思っているうちに、2011年に小津安二郎の謎を解きたいという思いが募った。そんな話はこちらに。

「冷たい熱帯魚」
ついつい見に行った。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16878/


埼玉県の愛犬家殺人事件を元ネタに作ったものらしく、そこから想像したものはなんともすごい事件なんだけど、ついつい引き込まれてしまった。
なんといってもこの映画の魅力は 「でんでん」の怪演。お笑いスター誕生以来、このでんでんの存在に注目すること30年・・・。彼の魅力はようやく花開いたようである。
吹越満は予想通りの演技。
黒沢あすか (村田愛子)
神楽坂恵 (社本妙子)
梶原ひかり (社本美津子)
の女優のその怪しさがやっぱり映画の魅力を増幅させた。
なんといっても「混雑しているテアトル新宿」は初めて。

2月に観た映画は0本
精神的にも、時間的余裕もなかった。残念。

3月
精神的には最悪な中、ついつい映画を見てしまった。
私に映画を教えてくれた映画館は2つ。
一つは「春日部文化」・もうひとつは「文芸座」。どちらも今はもうない。
実はその文芸座はパチンコ屋となって、新文芸座となっている。何度も前は通るのだけれど未だに新文芸座に入ったことがなかった。
3月には2つの特集があるようで、その1が「追悼高峰秀子」(2011年3月3日〜3月16日)、その2が「黒沢明生誕101年記念」(2011年3月21日〜4月2日)
★★★

山河あり
1962年 松竹作品 監督・脚本:松山善三 脚本:久坂栄二郎 出演:高峰秀子・田村高廣・小林桂樹・久我美子・ミッキーカーチス
ハワイに移民した夫婦がくろうの末に店を開くが、戦争に翻弄され子供も失う。本作の原点とみられる木下恵介による戦時の日系移民をテーマとした幻の脚本が最近発見されている。
というのがコピーのチラシにあった。
フィルムが痛んでいるのはともあれ、映画の作りはあまり感動することもない。ともあれ、この時代の不条理をとてもよく表現できている作品だと思う。現代の人がこれを見て何かを学ぶということはない(と信じたい)が、案外この映画を通して「日系移民」の苦労と・日米戦争の悲劇、パイナップル部隊の悲劇を知ることになるのだろうか?現代の人ならば「ミリキタニの猫」なんかも知っていてほしいし、442部隊の話はあれこれある。
この映画のすごいなぁと思ったのはエンディングかもしれない。
ふと思い出したのは「第三の男」のエンディングだ。
★★★


六條ゆきやま紬
1965年 東宝作品 監督・脚本:松山善三 脚本:岡崎宏三 出演:高峰秀子・フランキー堺・神山茂・大空真弓・毛利菊枝・小林桂樹・杉村春子
ゆきやま紬を織る旧家に嫁いだいねは夫の自殺後も伝統を守り続ける。芸者あがりのため蔑まれながら意地を通す女に扮する高峰は円熟の演技。城だけで4段階のトーンをつけた岡崎宏三の撮影が絶品。
というのがコピーのチラシにあった。
フランキー堺の映画を何本みたんだというと、確かにはっきり言えないんだけど、「私は貝になりたい」「幕末太陽傳」[貸間あり」などなど彼の作品を見るにつけ、なかなか興味深い演技を見せてくれる俳優だと思っていた(もっとも、私がすごいなと思ったのは川島雄三監督の作品からであって、まだフランキー堺を知るというあれこれはまだやっていない)が、やっぱり圧倒的なものを感じた。昭和の映画を考える上でやっぱりフランキー堺の存在は大きいということをつくづく感じた。フランキー堺を知る上では「写楽」を外すことができないと思う(ライフワークとして晩年に作った映画と記憶している)。実際、VHSで持っていたと思うけど、まだ見ていない。
話はそれがが、日本映画とは、こういうものを言うのかもしれない・・・と見ている途中でつくづくいやになってきた。
簡単に言うと山河ありもそうだったが、日本の嫌なところをこれでもか・これでもかと見せつけてくれる。私は映画には「夢」と「希望」と「愛」を伝えてほしい。暗くなる、落ち込む、絶望するというものは今の日本にはあまりに酷である。1950年〜1970年の映画には案外、このような「暗い」映画が主流だったのだろうか、それとも、黒澤明の「椿三十郎」「赤ひげ」みたいなものや小津安二郎の「豆腐屋」の映画が主流だったのか、それとも、主流と市民が求めているものには違いがあるのか?
この流れをくんだのはあまり見たことがないのだけれど橋田壽賀子のドラマとかはこの流れをくんでいるのか?と思った。
高峰秀子は当時「美人」ということなのかどうなのか、ちゃんと知っておかないとなかなかこの映画の本質を知ることが難しいということはわかった。
大空真弓・久我美子は美人なんだろうなぁとは想像つくんだけど、高峰秀子はどのような立ち位置なのか今ひとつわからない。
エンディングはまさにはしごを外すというのがこれか?とか、なんというか・・・。
まさに思い出したのは「砂の女」。あれは無国籍というのが安部公房の特徴だけれど、あの映画というか、あの作品は安部公房としてはちょっと異色でジトジトしていた。
★★★

人情紙風船
1937年
山中貞雄監督
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11133/index.html
小津安二郎の映画が何だったかを知る上で山中貞雄監督が何をやろうとしていたのか、知っておいたほうがいいと思った。今、日本で見ることができる山中作品は3つしかない。「人情紙風船」「丹下左膳餘話百萬両の壷」「河内山宗俊」幸運なことにこの3つはDVDで販売されている。

長いこと映画をみていて気になったことがあった。日本映画をみていると、映像と音声になんか違和感があるものが多かった。具体的に言うと「音の方向」「音量」「ノイズ感(周りの音の入り具合)」違う感じがしていた。映画ってのは「映像」「音声」が一体となった作品なんだとは思っていたけど、やっぱり音声がひどと、なかなか、一生懸命見るにしてもつらいものがある。
江戸落語で、長屋で嫌われ者が自殺して、でその供養をしないとということでその死体をしょって供養のための金を長屋から集めて回るというようなネタがあったんだと思うけど。演目は似たような話が続くもんなんだと思った(これは実は、結末を見る前に書いた感想)。ただ、長屋の作りとかは今の時代劇とはずいぶん違うような気がする。それは白黒とカラーの違いなのかどうかはまだわからない。
映画の台詞では「ひ」と「し」の区別がついていないのは江戸っ子の面目躍如たるものなのだろう。
シーンの途中で「毛利殿の門戸シーン」「縄のれん」「呑み屋」のオーバーラップシーンにはちょっと驚いた。
「米の成る木はへそからでもできると思いやがって・・・」みたいな不思議な台詞がずいぶんでてくる。
展開と結末は予想を超えた作りだった。

現代日本にはあまり上演するべき作品ではないとは思うけれど、長塚圭史が始めた「葛河思潮社」の第1回公演「浮標」のような形式で再作品化することもできるだろうし、現代にアレンジしてみるのもありだとは思う。ただ、という思いでちょっと混乱に陥っている。江戸時代ってのは思っていたよりは明るい時代だったのではないか、と思っていた私の仮説を覆すようなこの結末。2011年3月11日以降にこれを見てどうなるんだろう。生活が安定している時代に見ると全く違う印象があるのかとは思う。戦前日本というのは大変な時代だったんだということがこの映画で見えてきた。
(2011/4/2 自宅DVD視聴)
★★★★

婚前特急
ついつい見に行った。
テアトル新宿はここ半年で5回くらい行っている感じ。
仕事帰りに、ふらふらっと寄って、ビールとポップコーンを片手に見る映画。
一人で居酒屋に立ち寄る自信はないけど、これならちょっとしたひとときを満喫できる。
ちなみに、客席にはなんか、おっさんばっかだった(自分も含めですよ)。

予告編も見るのが本来は「モチベーション」を高めるいい儀式になるんだけど、必ずしも予告編から見られるとは限らない。

吉高由里子の魅力満載の映画だけど、それ以上に何かを求めることも、得ることもないかもしれないし、あるかもしれない。「杏」が出ているのはそれなりいいんだけど、なんか杏じゃなくてもいいのかなって気もした。映画であるからには「想定外」の結末なり、物語の奇跡なり、主役の魅力満載なり、何かを求めたくなるんだけど、そういう意味では「吉高由里子」ってことなんだと思う。
★★★

「SP−革命編」
http://sp-movie.com/index.html
テレビが映画になる。映画がテレビになる。色々な事例がある。
古くは、「12人の怒れる男」はもともと実時間テレビドラマが映画となった。「十二人の優しい日本人」は舞台から映画に。エデンの東なんかは映画がテレビ化されてそれはそれでいいテレビシリーズになっていた。そんな中で「踊る大捜査線」「ケイゾク」「トリック」なんかがテレビシリーズがスピンアウトして映画になっている。「恋人はスナイパー」という番組も、確か、テレビで2つくらいあって、それが映画になって完結していたはずだ。
「砂の器」なんかも30年くらいの時を経てテレビでリメイクされることに「意義」を感じたものだった。 私がその「テレビ」と「映画」のごちゃごちゃになっているのを知ったのは「猿の惑星」が始まりだろう。映画「猿の惑星」の外側だけをいただいて「猿の軍団」とかいう日本のオリジナル番組があったのを記憶している。

そんな中で、このSPは土曜日23時から1クールやっていた。それがやっと「野望編」「革命編」と2つの映画となって結末を迎えた。
物語の作りはなんともお粗末ではあるけど、「ダイハード」が好きな人なら満足できるシーンが3カ所ばかりあると思う。真木よう子も今回はそれなりに出番があってよかった・・・。
実は映画で見る価値があるかどうかはおいておいて「突入シーン」・・・いかにも「SP」かつ、フジテレビ。
震災翌日に公開というかわいそうなタイミングだった。
★★





写楽
昔から気になっていた映画だった。
amazonで見つけて100円のVHSビデオで購入したのは3年ほど昔の話。
写楽展
NHKスペシャル写楽 〜天才絵師の招待を追う〜
てな話出てきたので、
ようやく段ボールから取り出して見ることとなった。
数あるビデオから「写楽」を100円で買ったのは「フランキー堺」に興味を持ったから。
NHKスペシャルでは写楽は誰かというのが「阿波の能役者斎藤十郎兵衛」ということだったが、映画でも写楽役は真田広之というか、なるほど、この映画制作に対するその意気込みたるやすごいものがあった。
時代背景とか役者とか色々調べてみたいことばかりである。
映画の結末はちょっと意表を突かれたというか、意外というか、なんとも、そんな終わり方であった。
(2011年5月15日 自宅VHSビデオで視聴)
★★★


岳―ガク―」また山においでよ
http://www.gaku-movie.jp/index.html

去年の今頃に見た映画が「群青」
http://eiga.com/movie/53981/

最近みた長澤まさみ主演のドラマが「屋上のあるアパート」
http://www.tbs.co.jp/okujou2011/

実はその前の映画「曲がれスプーン」は見損ねた。舞台版の「冬のユリげラー」
http://www.europe-kikaku.com/shop/eurodvd010.htm
は見た。 とてもいい芝居だった。

実は「岳」のマンガは好きなマンガで、なんというか、とてもいい。見ると不思議な元気が出てくる。ちょうど連載は新境地に展開しているところで、ちょうどいいタイミングの映画化のような気がする。
私は高校生くらいまでは山登りが憧れで、実際、燧ヶ岳に行ったりしたこともあった。大学時代にも丹沢登ったりした。でも、高所恐怖症ってことに気がついて・・・。以来、山っちゅう山に登ることはなくなった。

10分に1回は泣いていた(笑)
圧倒的な自然の景観にひたすら泣けた。
演技がうまい下手そういうところを通り越して泣けた。
群青で共演した
大きいスクリーンで是非見てほしい映画だ。

「山に行って捨ててはいけないものは何だ」
秀逸なクイズだと思う。
★★★



プリンセス トヨトミ
http://www.princess-toyotomi.com/
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17853/index.html

なんでか惹かれていた。豊島園にあるイタリアンに行きたくて、夜のユナイテッドシネマとしまえんに出かけた。
なんでも、この映画の見どころは、後半にある綾瀬はるかの走るシーンにあると何かに書いてあった。実際、映像手法を駆使して魅せている。早朝ロケもお疲れ様という感じだった。
いやいや、本編は「鹿男あをによし」と「ダヴィンチ・コード」を想起させる映画ってことで、正しい娯楽映画であることは間違いないと思う。

この映画の収穫は
沢木ルカ
http://movie.goo.ne.jp/cast/c229681/index.html

あと「空堀」の謎・・・。
王立劇場のDVD特典映像ではこの空堀通り商店街のロケがある。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1728874008&owner_id=14373

登場陣はこれでもかというくらい「鹿男あをによし」のドラマ出演者が出ている。
玉木宏
詫間孝行
綾瀬はるか
ナレーションは中井貴一だった。
・・・
あ、
児玉清
多部未華子
が出ていない(いやこれは重要な意味があるのかもしれない)。
2時間ドラマ・連続ドラマだと、違う作りになるんだろうけど、
こういう娯楽映画を大画面で楽しむってのも、
夏の夜長を楽しむのにいい方法だと思った。

なにより、いいなと思ったのが、「としまえん」の街並み。
引っ越したいなと思った旧暦5月3日の夜。

★★★

探偵はbarにいる
http://www.tantei-bar.com/
つい見てしまった。
今、どこでどうしているのか、林海象の映画でなんかこんな感じのものがあったけど、もちろん、主役が違うから全然違うできになる。これはこれでとても楽しい映画。
小雪という人の出る映画は2つめ。「ケイゾク」をテレビシリーズを見ずに映画でけ見てかなりパニックになった。あれだけわけわからない映画は生まれて初めてかもしれない。
で、どうでもいいつもりで見た割にはこれが「いい」。
期待を裏切るおもしろさ。結局、そこですかぁ。というオチではあるけど、映画はそうあってほしい。非日常と感動を求めに人々は劇場に足を運ぶ。
なんか映っているものすべてが好きになる。そんな映画。

★★★★


「モテキ」
テレビシリーズを見ないで「映画」を見る。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD18557/index.html

そんなことをしてしまうことがままある。
今回この映画を見たのは「長澤まさみ」が出ているから。
良い悪いとか上手い下手とかそういうこと抜きに長澤まさみが出ている映画は映画館で見ようと決めている。
「群青」っていう映画が多分、興行的には失敗だったんだと思うけど、ああいう映画は嫌いじゃない。あと、「深呼吸の必要」を見て、女優目当てで見る映画ってのもいいもんだと思った。初めて記憶にある映画館での映画は「猿の惑星」だけど、初めて見たいと思って見に行った映画は「テイタム・オニール」主演の映画だった。「ナスターシャ・キンスキー」があまりに綺麗でドキドキしながら見に行った映画は「エロかった」ドキドキなんてもんじゃなかった。一番バカな映画鑑賞といえば「国府津」まで「恋人はスナイパー劇場編」を見に行ったことだろうか・・・。会社を休んでそのまま国府津まで東海道線で出かけた。

この「モテキ」にはそんなドキドキとか初めての・・・というものは一切ないけれど、映画っていいなぁという感じは満載。森山未來の「髑髏城の七人」の後だけになかなか「役者」というもののすごさを満喫することとなった。
内容は、ま、どうでもいい物語(見ればわかるし、見て感想をとか、他人に説明するべきことはない。つまらないということではなくて、興味ある人が見れば楽しいということは間違いない)。
しかし、女優は光っているし、ロケ地もなかなか・・・おぉ・・・という知っている場所が満載。
しかも、青春ソング満載で、インド映画にも負けない踊りもあり、小劇場系の役者がちょこまか出ているところも◎だ。

で、この映画は長澤まさみの魅力を余すとこなく出している(と思う)。
その魅力を引き出すために「麻生久美子」「仲里依紗」を惜しげもなく85%の使い切りという感じで登場させ、週刊真木よう子ばりのドSキャラで暖かいネェさんぶりを発揮するところ。大根仁というと週刊真木よう子くらいしか知らないけれど、同じ感じだ、

青春映画というには出ている人の年齢がいきすぎているけど、10年遅れた青春映画って感じなんだと思う。

★★★★

「ザ・ウォード/監禁病棟」
「シネパトス」
三原橋に初めて来たのはいつなのだろうか・・・。
とにかくその地下への階段を下りる勇気などはちょっとやそっとでは持てない。
昔の映画館名は覚えていないけど、多分、ポルノ映画とかをやっていたんだと
思う。

いつしか大人の映画を見る映画館となっていた。
大人の映画ってのは「映画館」にいることを目的に見る映画であって、決してみたい映画を見るとかそういうことはしてはいけない。

そんななか、ふらりと立ち寄って見た映画は「ザ・ウォード/監禁病棟」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD19051/index.html
なんで見たのか、多分ポスターの少女が美少女だったからなのか、
シネパトスだからなのか、
時間が丁度よかったからなのか、

特に語るべき物語も・感想もないんだけど、
その主役の少女が綺麗だったこと。
病院のおどろおどろした感。
でも、ゾンビみたいなその「者」があまり怖くないんですよ。
あれはやっぱり、木村多江とかが演じると怖いんでしょうね。

ともあれ、大人の午後のひとときということで。

これから
清水和音+小曽根真をヤマハホールで鑑賞。
銀座ライオンビアホールでエーデルピルスを呑んで。
明日から心を淹れて仕事に戻るとする。

お気に入りの映画館というか、「勉強」する映画館ってのが人生にはいくつかあるようだ。

初めての勉強は
中学校時代に模擬試験の帰りに寄った「文芸座」
高校時代に学校サボって通った「春日部文化」
大学時代に気がつけば行っていた「並木座」
大人になったら「ユーロスペース」
更に「シネパトス」
てな感じ。ここ1年で一番行っているのは
「ユナイテッドシネマとしまえん」
なんでって、シネコンは嫌いなんですが、豊島園という駅と街がいいから。
★★★

「デルス・ウザーラ」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p12567/
この映画が日本公開された頃には、ラジオ深夜放送にはまっていた時代で、映画文化なるものに俄然興味をもっていた時代だ。
おそらく日本の巨匠と言われる映画監督がなぜ、ソ連で映画を作る必要があるのか?
その過酷なロケ環境で何が得られるのか?
不思議な思い出一杯だった。
当然、見ることはなく、そのまま終わっていた映画で、
「大人になってから」黒澤映画を知るために
「どですかでん」「デルス・ウザーラ」は重要な映画であることは知りながら、なかなか見るチャンスはなかった。
1975年にこの映画を撮っていた黒澤明の慧眼には感嘆するし、この映画を評価した人々の慧眼にもやっぱり驚くべきものがあった。

第二部の終盤の作りにちょっと不満はあるけど、多くの日本人に見てほしい佳作であることは間違いない。
NHK BSで放映していたものをHDDレコーディングして、「イロアセル」の前夜に見る。
(2011/10/22)
★★★★

「恋の罪」
実は、水曜日に見に行って「立ち見」と看板が出ていたので諦めた。再挑戦で無事見ることができた映画。待つこと半年って感じの念願かなってほっと一安心。正直こんな長いこと待ちわびた映画は初めての経験かもしれない。
会社のS村君が「3時間くらい語らないとならない映画」というような感じで言っていたのを聞いたのは木曜日。
園子温監督の映画ってのは「冷たい熱帯魚」しか知らないけど、なんとなく彼の作り方、女優への思いというのはこの映画にも通じるところがあると思う。そういえば、「月刊真木よう子」「モテキ」を作っていた大根仁の映像には似ている何かを感じる(真似という意味ではなくて)。

期待の「水野美紀体当たり演技」はどうということもなく、
この猟奇的な映像、テーマ、展開にはなかなか。
第5章の「おしまい」だったか・・・。
そこはやっつけ的に終わるのが物足りないやら、丁度良いやら。

東都大学のB館・・・。
そうそう、都立大学の授業棟はB棟であった。もうないけど。
ああいう先生がいたら嬉しかったかもしれない。いや、いたのかもしれない。
そんな気がした。でも38歳の先生っていうと若いやら年寄りやら。私のゼミの先生(男)は37歳とかそんな感じだったからそうなんだよなぁ、もうそれよりとしとっているだよなぁと別の感心をしてしまった。

狂気のような話も実話を基に作られたってことで、でも、実話はもっと狂気の世界が渦巻いていて、それは最近だからということでもなく、歴史は繰り返しているだけなのかもしれない。

映画で使われたクラシック音楽というと「マーラー5番第4楽章アダージェット」が真っ先に思い浮かぶ。まさか、こんな使い方をするとは・・・。あのマーラー5番が流れると「ベニスに死す」が思い浮かび、「たんぽぽの役所広司」が思い浮かぶ。そして「恋の罪」を思い出すようになってしまうのか。

私にとっては普通の映画、普通にいい。そんな感じだ。
(最近の若い人は「普通」というのは「褒め言葉」ということを聞いた。かなり驚いた。ヤバイが「いい場合」に使われるようにということらしいのだけど、まさに「メディアの法則」の「反転」というのはこのことなのかもしれない)

次回作もまたすごい映画みたいで、
期待大である。

エロイ映画
その女下品ですから
というのが映画を見る前の「キーワード」だったけど、
見終わってみると「悲しさ」が募った。
日本映画は見終わって「感動」「涙」がお約束ってものが多いことに気がついた。一方の外国映画は「ヌーベルバーグ」で「不条理」「不幸なエンディング」を表すようになってというけれど、実は昔から「絶望」を描いているような気がしてきた。
これはあと100本くらい映画を見ると分かる気がしてきた。

★★★☆

マネーボール
ビッグデータを扱う人はこれを見るべしみたいなことがあちこちで(笑)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD19465/index.html
なるほど、実話を元にした話だそうな。

10年近く昔の話なんで、ビッグデータ云々とはちょっと違ったり、あくまでも「ブラピ」様を中心に描いた物語だから、いわゆるアメリカ映画。家族と正義と愛のために闘う・・・。そういう意味では選手の話はちょっとだけ(そりゃ、GM物語だから当然の話)。
とはいえ、野球好きには堪えられない名シーンがあるのか、ないのか?

がんばって見に行った自分を褒めたい。
はい、アメリカ映画好きな方にはぜひ。

やっぱり丸の内ピカデリーの大きなスクリーンは気持ちいい。

★★★

ステキな金縛り

今年は本当にたくさんの三谷幸喜とつきあった。 これが締めくくりではなくて、年末にもう一舞台がある。
http://www.sutekina-eiga.com/

で、映画も見に行った。
シネコンは豊島園と決めているので、豊島園にでかけた。
休みの日のシネコンはうるさい。食い物がうるさい、
いちいちコメントする客もいる。

ともあれ、
深津絵里という女優を本当に大切に、綺麗に描いていて、いいなぁと。
シーン2箇所意外は全部出ていたような気がする。
西田敏行は良くも悪くも西田敏行であって、それが映画を持ち上げも、貶めもしているような気がする。
どうしたものなのか・・・。その点、中井貴一が佐田啓二に見えてくるような・・・。ま、そういう映画だからそうなんだろうけど。
阿部寛にも意外な役所となってまさにそこは「天国から来たチャンピオン」かのような。

見ていて思い出したのは「天国から来たチャンピオン」
最後のシーンには思わず号泣ものだったけど、
終わり方がちょっと残念だった。
もっとも、泣かせる映画ってことではないんだからと納得して、

何気なくその後の顛末も描いてくれるエンドロールも良かった。

阿南健治と相島一之の出番がわからなかった・・・。
無念。

★★★★

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