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読書三昧


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イノベーション3部作。なるほど。いい示唆が満載だ。




デザインの世界ではすでにイノベーションというものは考えている人がいたりした。
情報デザインという形でその考え方を取り入れていようとしていたようだ。
デザイン手法には既に行動様式を時系列で分析する方法は取り入れられていて、その分析と解決策(デザイン)の間の溝の存在もわかっていた。
さて、今はやりのエスノグラフィの使い手はどのような未来を紡いでくれるのか?



今までに買った本、読んだ本を思いつくままに


本を一番読んだ時期は高校生時代。当時は授業時間中にせっせと本を読んでいた。当時読みあさったのは「安部公房」「北杜夫」「遠藤周作」あたりだったような気がする。で、ゾラ「居酒屋」に出会ったのは高校2年だったと思う。で、その「居酒屋」の圧倒的な世界観(本の中に広がる空間の広がり)にうちひしがれていわゆる文学という世界から遠ざかっていったような気がしている。いや、そうではなかった。その後「宮本輝」だけは読んでいた。買っていたという方が正しい。今は、その宮本輝の本は一冊も手元にはない。
以来、25年ほど、遠藤周作の本を読んでいなかった。遠藤周作がいつの間にか亡くなった。
遠藤周作の最後の長編小説「深い川」が気になって読み始めた。
今まで逃げていたことがいくつかあって、
それが
映画「プリンセストヨトミ」でテーマとなっていた「死を悟ったときに子に語り継ぐべきこと」。写楽展・映画写楽から伝わってくる「その時代に生かされて、与えられた役割を演じる」。遠藤周作の「神」について。
何かが私の中で変わってきたというのは、つまりこういうことが気になり始めたということなのかもしれない。

遠藤周作
違いのわかる男
狐狸庵先生
劇団樹座主宰
高校時代に遠藤周作の小説を一生懸命読んでいたような気がする。
高校時代なんで、最後の長編小説の存在を知らなかった。
というか、実は遠藤周作がいつ亡くなったのか、全く記憶になかった。

日経新聞で遠藤周作没後15周年というのを知って、神奈川県立近代文学館で遠藤周作展をやっているとか、最後の長編小説は「深い河」だとか、急速に忘れていた何かを思い出した。
で、
案外苦労したのが「深い河」の文庫本を買うこと。
amazonで買えば翌日届くことは知っているけど、
なんとなく書店で買いたかった。
九段下にいるのに、神保町まではちょっとあるし。
やっと先週の日曜日に西武百貨店の三省堂書店で手に入れた。

今日が「遠藤周作展」の最終日なんで、その前までに読んでから行きたかった。
行きの電車で無事読み終わって、
中華街でおかゆを食べて、
いざ港の見える丘公園へ。

「深い河」の最後のページに深い感動を覚えて、
今読んだこと、今、この機会を与えてくれたすべてに感謝したい思いだ。

大学時代に、
「沈黙」
が気になって、長崎を旅したことがあった。
(似たような巡礼の旅は、「泥の河」「豊穣の海」を巡る旅があった)

キリシタン・クリスチャンではないんだけど、この遠藤周作の言う「神」にはとても不思議な「惹かれる」何かを感じながら、いまだに答えを出せないでいる。「生きるていることと死んでいることは同じことなのかもしれない」ということばは宮本輝の錦繍にあったことばだけれど、「豊穣の海」の転生輪廻が、まさか、遠藤周作の小説からも出てくるとは、その意外でありながら、なぜ、私が興味を示した作家なのかわかってきた気がする。

本ではないんだけど、これはとても気になっている漫画。
2011年にはNHKでこの「へうげもの」がアニメ化され、主役を大倉孝二が声優をやっていた。
3.11の東日本大震災で日本の価値観が大きくかわろうとしている時代にこれはは必見だ。